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シュート動画攻略法
はじめに
皆さんは1分くらいのショートユーチューブを見たことありますか。
若者の間でシュー動画が急激に増えています。なぜでしょか。多くの人は
「TikTokは踊る動画でしょ?」と思っていませんか。最近では様が変わり
つつあります。
今回は従来のYou Tube動画でなくYou TubeやTikTokが始めたショート
動画に注目しました。
当初は10代向けの動画での踊りやメイクを見せていたSNSと思われてきましたが、
今やテレビ各局がニュースを流す。また企業が会社のPR 流すなど情報メディアへ
変身しようとしています。
なぜショート動画が注目されるのでしょうか。従来のYou Tubeとはどう違うのか。
では、ここまで注目されるショート動画は、ビジネス的にマーケティングからみてのどんなメリットがあるのか考えてみましょう。
マーケティング施策の一環として近年ショート動画を始めている企業が増えてます。
以前から、企業での動画活用としてテレビCMなどで行われていましたが、膨大な費用が必要だったこともあり、積極的に行える企業は大手企業など少数でした。
しかし日常生活への動画の浸透は、広告市場にも大きな影響をもたらしており、SNSや動画プラットフォームを中心に、動画による広告が急速に普及しています。
2019年12月にサイバーエージェントが発表した「2019年国内動画広告の市場調査」によると、2019年の動画広告市場は2,592億円に、2023年には約倍額の5,065億円にまで達する見込みとなっています。
動画広告市場の拡大や動画プラットフォームの普及に伴い、動画マーケティングの需要が増え続けています。
動画マーケティングの一種である動画広告は、そのプロモーション効果の高さから様々な場面で注目されています。また動画広告には、文章や静止画広告とは異なる以下のような3つのメリットがあります。
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視覚と聴覚から多くの情報を伝えられる
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ストーリーを伝えやすい
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効果検証をしやすい
上記でご紹介したような他の手法に比べて視覚・聴覚の両方からアプローチできるため、ユーザーに負担をかけることなく、多くの情報をわかりやすく伝えられます。「わかりやすさ」「インパクト」という点において大きなアドバンテージを持っているといえるでしょう。また、インプレッション数(広告の表示回数)、再生数、再生時間、クリック数などのあらゆる面から、ユーザーの行動を定量的に計測することが可能です。そのため広告の内容改善につながりやすいところも動画をマーケティングに取り入れるメリットの一つだといえます。
YouTubeショート動画の特徴と活用のメリット
YouTubeショート動画は、最大60秒の縦型動画のことでスマートフォンユーザーが閲覧しやすい動画と言えます。
2021年の総務省による調査では、スマートフォンの利用率が約95%であることがわかっています。年代問わずスマートフォンを利用する時代になっており、スマートフォンで快適に閲覧できることが満足度にもつながります。
メリットは競合が少ない
YouTubeのショート動画は、2021年7月に実装された機能です。本格的に運用が開始されてからそれほど時間が経っていないため、参入している企業はまだ多くありません。
そのため、競合の少ない今のうちから参入していれば、YouTubeショート動画の先駆け企業として注目される可能性も高いでしょう。
ショート動画を作成しておけば、YouTubeだけでなくTikTokやInstagramリールなど、他のSNSにも投稿が可能です。また、メルマガや自社のWebサイトなどに利用することもできます。
さまざまな用途で二次利用できるため、プロモーション素材としてYouTube以外にも利用でき活用できるのです。
幅広いユーザー層へアプローチできる
ショート動画の先駆けとも言えるTikTokは、若年層に人気のSNSです。また、最近ではInstagramでも「リール」というショート動画の機能が追加され、人気を集めています。2021年の総務省の調査によると、10代の約62%がTikTokを利用していることが判明しています。また、Instagramは10~40代まで幅広く利用されています。この結果からも、若年層のうち短時間の動画を好むユーザーが少なくないことがわかります。
今までの動画といえばYouTubeと言われるほどでしたが、ショート動画の利用者が増えた理由があります。
理由は「スマホに特化した動画サービス」で、ショート動画アプリのほとんどは縦スクロールで連続的に指で飛ばしながら待ち時間もなく動画を楽しめることです。何も考えずに短い動画が流れてくる仕組みのアプリは、通勤電車の中でボーッと見るのに向いています。自分の好みに合わせた、アルゴリズムが判断した動画が再生されるので、「暇つぶし」に向いていると言えます。
時間は1分程度の動画が中心ですがTikTokでは10分の動画にも対応するなど長くなる傾向にあります。もう一つの特徴はTikTokやInstagramでは、著作権をクリアした音源BGMが用意されていて、そのためたくさんの踊る動画が投稿されてブームとなったようです。
TikTokやInstagramリールなどショート動画の人気が高まる中、テレビ局も企業もショート動画がじわじわと注目を集めています。
テレビ局もニュース配信はじめました。
多くの人は「TikTokは踊る動画でしょ?」と思っていますが、最近では様変わりしつつあります。
それがテレビ局のニュース配信です。TikTokでは「#tiktokでニュース」というタグで、テレビ各局の報道部門がニュース動画を配信。具体的にはテレビ朝日・日本テレビ・TBS・フジテレビなどのキー局から、さらに毎日新聞などの新聞の動画部門もTikTokでニュース動画を流し始めました。
動画は1つのニュースを数分で配信するので概要がわかりますし、動画の上下にタイトルや内容が書いてあるため、ひと目でニュースの内容がわかるのも便利です。サラリーマンにも普及すればTikTokは今後「ニュース動画メディア」の一つとになる可能性も感じます。
企業採用や企業PRにも
企業でもTikTokの活用が始まりつつあります。2021年には「TikTok売れ」というキーワードが注目され、TikTokがきっかけで本・CDなどの音楽、生活用品や飲料などが爆発的に売れるという現象が起きました。新製品を作る工程を動画化したものがよく再生されて売上にも繋がっていますし、社員採用にも有効で、たとえば大京警備保障のTikTokは、社長や本部長などのオジサン達が登場し踊ったり日常を投稿する動画で大ヒット。TikTokのフォロワーは270万人を超える超人気アカウントになり今まで求人をしてもゼロだったものが数十人まで増えたそうです。10代・20代が楽しむショート動画の利点を活用すれば企業にメリットがありそうです。
企業内の課題
しかし企業が取り組むには難題があります。理由は今までのような堅苦しい企業PR動画は受けないので、ショート動画にあった内容にする必要がありますが、それを社内でクリアーするのが大変です。
具体的には「商品やサービスの説明よりも人を中心にする、見て楽しいエンターテイメント性をもたせる。」従来の企業の宣伝担当部が、代理店に依頼して作るのとは異なります。ショート動画のネット展開を面白がる担当者がいることが前提となるのですが、この人材をトップが指名できるかがポイントになります。
もう一つの問題はTikTokは若年層が多いこともあって、コメントが荒れやすく誹謗中傷に近いコメントが目立つことがあります。そしてTikTokでは「若年層でのTikTok長時間利用の中毒問題」「中国・国家情報法の問題、つまり中国国家で内容を見られる恐れがある」といった社会的問題がメディアで何度も取り上げられている点です。
企業はそれらの批判を受けた場合はコメントをオフにして、Tiktokを使わないYouTubeショートやInstagramリールを使うなどの対策が必要が問題を含みながらも、ショート動画は今後さらに利用者が増えるでしょう。少なくとも採用募集や宣伝や企業イメージPRに役立つと思います。
企業内でのショート動画攻略法
YouTubeショートの特徴
最長60秒、「#shorts」で自動認識され、専用のタブに表示される。国内の利用チャンネル数、動画投稿数ともに、急激に伸びており、制作ツールのβ版も日本でリリースされている。ショート動画のプラットフォームとしては後発なので、今のうちに始めると先行者優位を得られる。また、そのリーチ力を活かし、まずはショート動画でチャンネルの存在を知ってもらい、そこから通常の長尺コンテンツへ誘導、さらにチャンネル登録につなげるという流れを作ることでと、チャンネルとしてのパワーが高まる。
【特徴】
1. 最長60秒。「#shorts」で自動認識
2. グローバルでは1日あたり65億回再生
3. 直近の人気カテゴリーは「ゲーム」「ブログ」「エンタメ」
【攻略法】
1. 早く始めるほど先行者優位を得やすい
2. 試行錯誤を重ねて勝ちパターンを築く
3. ショートと通常動画を組み合わせてチャンネルをグロース
Instagramリールの特徴
リール(Reels)は、15秒から最大60秒の短尺動画を共有できる新機能です。専用のタブがあるなど露出先が多いので、フィード運用だけでは届かなかったユーザーにリーチできる。ショッピング機能を利用しているアカウントは、リール内の商品にタグ付けが可能。ユーザーはリール広告に対してコメントやシェアなどのアクションができる機能が特徴。攻略法としては、自社の世界観をInstagramや自社アカウントで表現することが重要。リールのアルゴリズムでは、「いいね」や「視聴完了率」が重視されている。最長30秒から60秒に拡大されたので、情報量を増やしリアクションや滞在時間を増やす工夫が重要。
【特徴】
1. 2021年7月末に最長60秒に拡大。リール専用タブや発見タブ内に表示
2. ショッピングタグ付けも可能
3. リール広告も2021年6月から提供
【攻略法】
1. Instagramやアカウントの世界観を大事にする
2. リール独自のアルゴリズムを理解し、攻略する
3. ユーザーの反応・滞在を得られるコンテンツを企画する
TikTokの特徴
最大30秒のショート動画専用プラットフォームとしてスタートしたが、2021年、最大3分に拡大された。動画を投稿すると、その動画に興味を持ちそうな一定数のユーザーに必ず表示される仕組みのため、アカウントのフォロワー規模に関わらず、良質なコンテンツであればバズるチャンスがある。UGCが生まれやすいカルチャーが根づいているのも特徴。
攻略法としては、投稿のハードルが低いという特徴を活かし、ユーザーがまねしたいと思える企画でバズを狙うのが基本。流行りを見極めて企画・投稿するのがポイント。また、楽曲をきっかけにバズることもあるので、楽曲をうまく活用する他、オリジナル楽曲の作成も重要。
【特徴】
1. 最長3分に拡大。より多様なコンテンツが生まれる可能性
2. 誰でもバイラルするチャンス
3. ユーザー参加型の企画によりUGCが生まれやすい
【攻略法】
1. ユーザーを巻き込み、勝手にバイラルする状態をつくる
2. トレンドに乗ったコンテンツを投稿する
3. 楽曲をうまく活用する
企業のYouTubeショート活用例
業界ノウハウ・専門知識を解説
業界のプロが持つノウハウや専門知識を提供したり、Q&A形式で日常の疑問に回答したりすることで、視聴者に役立つ情報を発信します。人事・労務系の知識や資産運用、不動産など、専門知識が必要な分野で需要が高いでしょう。ユーザーが知りたい情報をわかりやすく解説することで、企業やブランドの認知度やチャンネルの信頼性向上につながります。
大手転職サイトdodaが運営する「doda転職応援チャンネル」のショート動画では視聴者から寄せられた転職の悩み・疑問に回答したり、転職活動のコツを発信しています。
自社商品の使い方や特徴を解説
YouTubeショートは、自社商品・サービスの紹介や、ユーザーに役立つ便利な使い方を解説するのにも活用できます。例えば、食品メーカーなら商品を使ったレシピ、アパレル企業なら自社商品のメンテナンス方法やコーディネートなどを紹介すると良いと思います。
出典:味の素KK公式チャンネル(AJINOMOTO OFFICIAL)|YouTube
味の素KKの公式チャンネルでは、自社商品を使ったレシピがショート動画として投稿されています。料理をおいしく作るためのコツや火加減などが短時間でわかりやすくまとまっており、テロップが入っているので音声をミュートにしても内容が理解できます。
体験を提供する
旅行会社やホテル・テーマパーク、不動産会社など、現地ならではの疑似体験を届けるショート動画は、ホテルのルームツアーや旅行先のアクティビティ、不動産の内見などにおすすめです。フルスクリーンで視聴できるため、没入感が高いのがメリットです。
ディズニーパーク公式のYouTubeチャンネルです。キャストやディズニーキャラクターにパーク内を案内されているような雰囲気を楽しめるショート動画が多く投稿されています。また、ハロウィンやクリスマスの準備など、普段は見ることのできないディズニーパークの裏側も公開されており、ワクワク感が楽しめます。
社員や会社の紹介
社員の紹介やオフィスツアーなどの動画も人気です。会社に親しみを持ってもらい、「この人と働いてみたい」「この会社をもっと知りたい」と思ってもらえるような動画を作りましょう。エンタメ要素のある動画でリーチを広げ、視聴回数を増加させることで効率的にチャンネルの登録者数を増やせます。
大京警備保障株式会社は、列車見張や交通誘導警備事業を展開する警備会社です。YouTubeショートでは、警備会社の堅いイメージとは異なる、エンタメ性の強い動画が投稿されています。「明るい職場」「羨ましい」などのコメントがあり、会社を知らないユーザーも親しみを感じられるでしょう。
企業がYouTubeショートによるマーケティングを成功させるコツは
再生時間や動画の表示方法など、YouTubeショートには通常のYouTube動画と異なる特徴があります。その違いを踏まえて、企業がYouTubeショートでのマーケティングを成功させるためのコツをお話します。
世界観を統一させる
チャンネル全体の世界観を統一すると、ファンが集まりやすくなります。動画で伝えたいメッセージを明確化し、それに合わせて構成やサムネイル、音楽などを検討しましょう。
冒頭で惹きつける
YouTubeショートはランダムに表示されるため、最初の1~3秒でユーザーの関心を惹きつけることが重要です。動画の冒頭でインパクトを与え、疑問を抱かせたりワクワクさせたりして、興味を持たせる工夫が必要です。
リズム・テンポの良い動画を作る
YouTubeショートでは、テンポが良い動画が好まれます。再生速度を速めるなどしてテンポを意識すると良いでしょう。60秒以内という短い時間でメッセージを伝えなければならない制限もあるため、余計なコンテンツを入れないことも重要です。
字幕とナレーションを活用する
字幕の大きさやフォント、色に変化を持たせ、ユーザーを飽きさせないための工夫も欠かせません。また、ナレーションを入れることでメッセージが伝わりやすくなります。ユーザーを飽きさせず、見やすくわかりやすいコンテンツを目指すことが大切です。
テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。
リールの活用事例
世界最大のECサイト制作プラットフォームの「Shopify(ショピファイ)」も、TikTokでアップしていた動画を二次活用して、リールで公開しています。リールでクリエイティブ性の高い動画を公表できるのは、Shopifyにとって、親和性の高いアピールメディアとなります。
松屋フーズ
攻めたコンテンツで人気の「松屋」が、いち早く投稿したリール動画は、鏡に映った男性が、鏡を一拭きするごとに七変化する動画です。リールのエフェクト効果をうまく活かした、話題になって拡散しやすい仕上がりになっています。
ViVi
女性向けファッション雑誌の「ViVi」のリールは、「美容賢者が選んだViViコスメアワード2020上半期」や、ViViモデルが登場するリールを数多くアップしています。リールは、モデルなどのインフルエンサーとの相性が良く、彼女たちの日常やライフスタイルをアップして、ファンにアピールする効果的なツールとなっています。
クラシル
動画レシピで大人気の「クラシル」は、リールで様々な料理のレシピを15秒で紹介しています。いずれも簡単にできる料理が多く、手順も少なくまとめられているので、料理初心者のフォローが増えそうです。
BOSS
ギターなどの音を変えるエフェクターのメーカーである「BOSS」は、リールでエフェクターの音を聞かせたり、実際の演奏動画を投稿しています。カラフルなエフェクターの色に合わせて、背景色もビビッドなカラーを使い、サムネイルでも目を引きます。複数のエフェクターを繋いだ時の音色の変化などもわかりやすく、購入へつながりそうです、。
まとめ
この記事では、ビジネスでも活用が広がるInstagramリールの投稿方法や効果的な活用方法をご紹介しました。
ユーザーへの拡散しやすい機能のため、リーチ拡大や広告出稿などで活用することでInstagram運用をより効果的に行うことができるようになります。