動画を制作するカメラマニアの方に多いのが「音」の知識不足です。

多くの方が、撮影時や編集等の音量調整には基準のピークメーターを

見て決めてますよね。

しかし、しっかり合わせて適性で上がった音が、ユーチューブへアップすると

音が小さいと言われることがあります。

それって、変ですよね。そこで知らないといけないのが「ラウドネス」です。

今回大切なラウドネスを学びましょう。

 

 

ラウドネス( Loudness)とは

「番組からCMになると大音量に聞こえたり」「チャンネルを変えたら音声が小さかった」という経験ありますよね。「ラウドネス」は、こうした音量の不統一を避けるために数年前から、TVやラジオなどの放送業界や音楽配信サイトなどが「ラウドネス基準」を採用しています。

ラウドネス導入以前のVUメーターやピークメーターを用いたダイナミックレンジの測定ではなく、人間の聴感特性を考慮した音の大きさを数値化しているのが特長です。

ちょっと難しいですが、つまり、人間の耳で聞いたとき、音の大きさの違いによって,低域や高域の聞こえ方が実際より強く聞こえたり、弱く聞こえたりする性質を含めた「音量感」を意味します。実際にピークメーターで鳴っている音の物理的な量「音量」とは区別されます。

音量と音圧の違い

音量:音の量。つまりボリュームなどで音の大きさを変える

音圧:音そのものの圧。ボリュームを弄らずにそのまま大きさを変える。

「デジタルテレビ放送番組におけるラウドネス運用規定」に準拠した音声レベル運用基準は、2013年4月からは完全施行しました。日本放送協会でも、2013年4月の番組からラウドネスによる音声レベル管理の運用を開始し、番組間の音量レベルを平均化しています。

テレビ番組や、CM、ラジオ等で放送用の作品には、このラウドネスメーターで検聴し、規格内の納品が求められます。

ラウドネスメーターの単位 LKFS/LUFSとは?

ラウドネスメーターで表示される単位はLKFSとLUFSです。

Loudness, K-weighted, relative to full scale(LKFS)とLoudness Unit, referenced to Full Scale(LUFS)の略です。

1LKFS/LUFSは1dBと同じで、ラウドネス値が-14LKFS/LUFSのチャンネルを1dB下げると、-13LKFS/LUFSになります。

 

Youtubeでは、アップロードした動画が「-14LKFS」を超えていると自動で補正がかかり、音量が大きくなりすぎないように調整されます。音圧(LFUS値)が下げられる為、聴覚的に音量が下がって聴こえます。 

 一方、音量が小さい場合は補正はかからないので小さいままです。

YouTubeの動画再生し、画面の上を右クリックして、一番下の「詳細統計情報」を選びます。 Volume/Normalized を見ると100% / 97%と出てます。この場合元の音を100にたいし97つまり3%下がっていると言うこと。YouTubeで聴いても音量が大きく聞こえる場合はこの数値が100%に近いのです。

逆に数値が70%とかになっている場合は30%も下げられているということで、音質ものっぺりしているかもです。

 

 

 

 

 

メディアごと実際に公開する際に下記レベルに合わせると良い条件で視聴者に届けられます。

ラウドネスレベル(LUFS/LKFS)

日本のテレビ・デジタル放送基準(ARIB TR-B32)-24.0±1(LUFS/LKFS)

WEB用コンテンツ-16 ~ -12(LUFS/LKFS)

映画(劇場公開用フィルム)-20 ~ -31(LUFS/LKFS)程度 (-27くらいの作品が多い)(規定はない)

劇場上映用トレーラー(予告編)の上限音量規制値

・TASA:85 Leq(m)  (約-16 LUFS)以下
(幕間CM)

・SAWA:82 Leq(m) (約-20 LUFS)以下
(シネアド規格)

Youtube-14(LUFS/LKFS)(規定を超えた音量は下げられる)

Spotify-14(LUFS/LKFS)(規定を超えた音量は下げられる)

Apple SoundCheck-16(LUFS/LKFS)(規定を超えた音量は下げられる)

CD非常に音圧の高い曲
(アイドルソングやEDMなど)-7 ≦(LUFS/LKFS)

近年の日本のポピュラーソング-10±2(LUFS/LKFS)

アメリカのポピュラーソング-14±4(LUFS/LKFS)

クラシックやジャズなどの曲-30 ~ -15(LUFS/LKFS)

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