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動画は何から始める?

近年、動画配信SNSやYoutubeが注目されており、動画制作に取り組む企業が社内用Youtubeや個人が増えています。

では動画は何から始めましょうか。

動画を作成するためには技術的なスキルと、ストーリーを伝えるための創造性を高めることが必要です。また、継続的な練習とフィードバックを受けることで、動画制作のスキルをさらに向上させることができます。

動画を学ぶには下記キャリキュラムがあります。

 

1)動画の基本知識を学びましょう

 

動画撮影に必要な機材の種類や選び方

撮影時のフレーミングや構図の基礎

音声の録音方法や編集の基礎

映像編集ソフトの種類や使い方の基礎

ライティングの基礎

 

2)カメラの設定と操作方法

 

撮影時のアングルやカメラワークの応用技術

撮影シーンに応じた機材選びや撮影方法の応用技術

 

3)編集技術の向上

 

動画編集の基本操作の習得

カット割りやBGMの選び方の基礎

エフェクトの使い方や調整方法の基礎

編集ソフトの高度な使い方やテクニックの習得

 

4)動画制作の実践

 

シナリオやストーリーボードの作成

撮影のプロセスの理解と実践

まずは、覚えることは動画制作の大まかな流れは「企画・構成、撮影、編集、MA」であること。

その前に。皆さんはカメラ雑誌などでカメラ性能(画質とか機能等)ばかり注目してませんか。またYou Tubeで編集ソフトの使い方ばかり見てませんか。

画質も編集ソフトの使い方も確かに重要ですが、その前に

大切なことは視聴者があなたの動画で何を知ってもらいたいのか。何を伝えたいのか、どう感動してもらうかを考えることが大切です

例えば。一見地味な会社案内やリクルート用動画で考えてみましょう。

最近では若い方は就職先の選択にYou Tube等のリクルート動画を見て判断するそうです。その短いリクルート動画が魅力的に感じないとリクルートにはつながらないのです。

よく拝見する例ですが、カメラに向かって社長が淡々と硬い喋りで、社の良いことだけ語ってる動画があります。若い方から見たら、どうでしょうか。

社員インタビューも「当社は働きやすいでう。ぜひ一緒に働きましょう」と言ったコメントは、入社しようとしてる若い人はどう見えるでしょうか。わざとらし動画を見て、そこに入社したいと思いますか。

大切なことは社長の姿や語り方に、一緒に働きたい、将来性を感ずるなど感動的な語りが欲しいのです。それと魅力的な社内の職場風景や商品など若い人を引きつける何かを撮って、引きつけることが大切ですよね。それを見てリクルートにつながります。

それが「企画・構成」です.

企画・構成とは?

動画制作において、最も重要な部分である「企画・構成」は、「なぜ動画を作るのか」「誰に向けた動画なのか」「動画をどこに配信するのか」を決めることです。

企画・構成(絵コンテ)。動画制作のアイデアはあっても企画といえるほどのネタは持ってない場合が多いでしょう。アイデアとは、何もない状態から思いつき、ヒラメキを得ることです。企画とは実行するための具体的な計画を立てていくことです。動画制作のヒラメキを「シナリオ・絵コンテ」の形で企画を完成さます。つまりこの段階で制作する動画の具体的なイメージをスタッフ間で共有し、理解してもらうためにシナリオ(台本)や絵コンテにするのです。これらを作ることで、撮影時のロケーション場所や役者などが具体的な役作りが明確になります。

企画・構成のポイント

「企画・構成」には4つのポイントがあります。

1)動画制作の目的を明確にする

企業動画の活用には認知度の向上が挙げられますが、その他にもブランディングや販売促進、企業紹介など様々です。目的を明確にすることで、動画を見たユーザーに、どのような行動をして欲しいのかが決まります。

例えば、「自社の事を知ってもらう」という抽象的な目的ではなく、「自社を知ってもらい、商品やサービスを購入してもらう」という、より具体的な目的設定をすることで、ターゲットや動画の流れ(構成)が決めやすくなります。

2)ターゲットを想定する

誰に向けて動画を制作し、見てもらうのか明確にします。商品やサービスの認知向上が目的であれば、視聴対象となる顧客層を決め、そこからターゲットのイメージを明確化します。それによって動画のテイストや長さ、強調すべきところなども決まってきます。

3)公開先媒体を決まる

ターゲットを想定することで、動画をどこの媒体に公開するかを考えられます。

例えば、新商品の告知をしたいのであれば、「NewsTV」の特定の会社に配信できるターゲティングを利用することができます。また、より広く訴求したいのであれば、Youtubeを利用してもいいでしょう。

次に動画の長さを決めます。広告用の動画を制作する場合、媒体ごとにユーザーが最も心地よく見られる動画の長さが異なります。

4)また、シナリオや絵コンテがしっかりできていれば、撮影前に準備する必要なものが容易に分かり撮影がスムーズになります。例えば現場の撮影許可の申請やモデルや役者の必要な衣装や小道具の準備等が明確になります。また撮影当日のスケジュール表の作成もこの段階で決めていきます。

動画制作の撮影

撮影(撮影準備、撮影)完成したシナリオに沿って撮影を行います。

カメラの撮影テクニック、サイズなど「カメラワークは重要」です。

詳しくは「動画撮影テクニック・カメラワーク」を御覧ください。

撮影の当日はスタッフや役者等がスケジュール表に従って効率よく撮れるように進行していきます。撮影ではカメラマンによる撮影はもちろん、カメラや照明といった機材の設置する現場の確保、役者やスタッフの待機場所なども用意する必要があります。

音声も重要

とかく動画を始める人はカメラを重視します。特にスチール写真から動画を始める人は特にです。

音は動画では重要で、インタビューやドキュメントでも人の話し声がはっきりと入ってないとYou Tubeなどを見る人は動画配信から離脱してしまいます。

TV番組でも殆どは話し声やナレーションがしっかり集音されています。個人の動画撮影ではカメラの撮影に集中しているため、音のレベルやマイクの位置など神経が行かないのが事実です。

編集

編集で作品のイメージ、出来上がりのグレードに関わりますので、

編集には時間をかける必要があります。ただし撮った動画素材に愛着が沸くあまり、客観的な目線をうしない

編集作業に無駄な時間がついやされ、まとまりのない作品になるケースも多いものです。編集ではパソコン上の無料ソフトでも可能です。必ず動画ソフトを利用し編集しましょう。

有料ソフトですと面白い効果が出せますが、最初はソフト効果にこだわるのはやめ無料ソフトで十分です。

効果(エフェクト)や色を変えたり、で遊ぶことに注力を注ぐのは間違いです。

有料ソフトのもつ編集効果とは画面が割れたりくるくる回ったりとミュージックビデオなどで見る効果で

映画を御覧ください。ほとんどの映画やTVドラマでは編集効果をつかっていません。つまり最初は無料の編集ソフトのレベルで十分といえます。


 

 

 

フィルムスレートマーカー
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カメラオペレーター
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舞台裏
編集
ビデオ編集
プロの録音

参考までプロの制作現場の制作フロー項目

プロの場合企画から完成まで一括管理するのがプロデューサーです。予算の管理から売上予想まで計算されて企画を作成しますので、自主映画よりビジネス的にはっきりしています。

a)プリプロダクション業務(プリプロとはプリプロダクションの略で、撮影前の作業の総称)

1)企画脚本費・・・・・・・・・・・・・企画者や脚本家、シナリオハンティングの費用

プロダクション

2)スタッフ費・・・・・・・・・・・・・ディレクター、カメラマン、照明マン、録音マンなどの人件費

3)機材費・・・・・・・・・・・・・・・カメラ、照明など、プロダクションに使う機材

4)消耗品費・・・・・・・・・・・・・・撮影用テープや照明ランプなどの消耗品

5)出演料・・・・・・・・・・・・・・・レポーターや役者さんの人件費

6)美術費・・・・・・・・・・・・・・・大道具・小道具・衣装などの費用(スタジオ付の場合はスタジオ費に入れる場合もある)

7)ロケーション費・・・・・・・・・・・ロケ撮影の交通費、場所使用料など

 

 

 

 

b)ポストプロダクション業務(ポスプロとはポスプロダクションの略で、撮影後の作業の総称)

8)特殊効果費・・・・・・・・・・・・・C.G.(コンピュータグラフィックス)やアニメなど、映像素材の作成や合成処理の費用

9)音楽費・・・・・・・・・・・・・・・作曲や選曲の人件費、音楽素材を使う場合の著作権使用料

10)編集・MA費・・・・・・・・・・・・編集・MAスタジオの使用料(スタッフ人件費も含める)

11)パッケージ、エンコード費・・・・・・DVDそのほかのメディア作成費用、ウェブ配信のためのエンコード費用

 

 

 

 

c)間接費用

12)通信費、交通費、雑費・・・・・・・電話代や打ち合わせの交通費、振り込み手数料など

13)制作管理費・・・・・・・・・・・・プロジェクト全体を管理するための諸経費(仕事によっては、計上しないこともある)

 

スタッフ・キャスティング

シナリオ、予算、スケジュールをかんがみて、出演者や各工程作業者など、スタッフのキャスティングを行います。

 

 

 

 

ロケハン

ロケーション・ハンティングの略で、画コンテ作成時や実際の収録の前に、実際に収録を行う場所を下見することです。

ロケハンは単なる撮影対象の確認ではなく多くの確認を行います。

そのため、実際の収録と同じ時間帯、曜日等々にロケハンを行うことが望ましです。
また、ロケハンの結果によってはシナリオを修正する必要が出てくることもあるため、ロケハンから実際の収録までは余裕を持った

スケジュールを設定することも大切です。

 

・収録場所の広さ(機材設置場所や被写体との距離)
・雨風の影響(屋外の場合)
・背景(映したい物、映したくない物)
・時間的な特別事項(朝は通学の人通りが多い、その曜日は休館日など)
・外光や屋内照明の強さ、向き、種類
・音響環境(壁の材質や空間の大きさ、外部騒音など)
・電源の有無と種類(電圧、電源容量、コネクタの形状など)
・安全面(危険な場所、機械や取扱い注意の薬品など)
・待機・休息場所、トイレ・水道などの有無
・収録場所への移動時間、集合場所
・その他必要な機材・用具の把握

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